ちふれホールディングスは、新型コロナウイルス感染防止のため、従業員の健康と安全に配慮し、2020年度入社式開催を延期していたが、10月7日に川越本社・工場で入社式を開催した。

本来は4月1日に入社式を行い、20年度の新入社員43人を迎える予定であったが、新型コロナウイルス感染防止のため、式の開催を延期。これまでにない状況は続いているものの、入社式は新入社員にとって一生に一度のものであるとの思いから、新型コロナウイルス感染防止対策を万全に講じた上で、集合形式とオンライン形式を組み合わせての実施に至った。

当日は、同社グループの各拠点に勤務する新入社員23人と、全国のビューティーアドバイザーの代表者2人の計25人が川越本社・工場に設けた会場に出席し、その他のビューティーアドバイザー18人はオンライン中継で参加する形式とし、片岡方和社長が祝辞を、新入社員代表が答辞を述べ、式は滞りなく進んだ。

新入社員は、入社直後から在宅勤務やオンライン研修を行うという形で社会人生活を開始しており、生産部門配属者は新人研修後、川越本社・工場と飯能工場で、ビューティーアドバイザーも新人研修後、配属店舗で業務に従事するなど、例年に比べるとともに過ごす機会は少ない状況にある中、今回の入社式は久々の再会の場となった。

以下、片岡社長の祝辞を抜粋する。

私の手帳には「4月1日水曜日入社式」と書いてありましたが、6カ月以上遅れて、この10月7日水曜日に改めて開催することになりました。

およそ1300人の従業員の中で、今日までコロナウイルスに罹患した従業員はいないということで、これはもう皆さんの努力のおかげだろうと思いますし、加えて運がよかったと思っています。そうはいっても感染者が出ることも想定しておかなければいけませんし、そういうことを前提に仮に感染すれば万全の対応をわれわれはする、と考えています。

今の状況の中で、ちふれグループと皆さんにとって大事なことは、これほど大きな環境の変化を利用しない手はない、という風に思っています。

この環境の変化についていく、正確には環境の変化を先取りする、そのことについてこれから努力をしていただきたいと思います。

特に皆さんには、懸命に勉強する、学ぶ、そして努力していく、仕事については活躍していく、そういうことで一人一人が、このほとんどないような環境の中で成長していく、これが非常に重要なことで、今後の自分の人生にとって大きなプラスになるであろうと私は信じています。

こういうときに皆さんが成長していかないと、本当にもったいないと思いますし、そして私自身も役員も一丸となり、このちふれグループについて、環境に勝っていくために、しなやかな体力を増強させ、グループとして成長させられるよう、努力していきたいと思います。

皆さんについてはどんどん努力して、成長していってもらいたいですし、その成長する姿を私は楽しみに見ていたいと思います。本日は皆さん、ちふれグループへの入社、本当におめでとうございました。