P&Gのヘアケアブランド「パンテーン」は、自分を偽らずに、自分らしさを表現できる就職活動について考える「#PrideHair」プロジェクトを9月30日から順次展開していく。広告クリエイティブは、2人のトランスジェンダーの元就活生の体験談をもとに制作。新聞広告および新宿駅や渋谷駅にて展開する屋外広告、その後公開する動画広告 LGBTQ+の元就活生の体験談を集めたWebサイト(https://pantene.jp/ja-jp/hair-we-go/pride-hair)等を展開。なお、Webサイトでは、LGBTQ+の元就活生が自身の経験をもとにしたエピソードを掲載する。
パンテーンは、「あなたらしい髪の美しさを通じて、すべての人の前向きな一歩をサポートする」ことをブランド理念として掲げ、これまでブランドメッセージ「#HairWeGo さあ、この髪でいこう。」のもと、一人一人の個性について考えるきっかけ作りを、キャンペーンを通じて展開してきた。2年前には、ひっつめ髪に代表される日本の画一的な就職活動の在り方について、一石を投じた。3年目となる今年は、LGBTQ+の元就活生の体験談をもとに、自分を偽らずに、自分らしさを表現できる就職活動について考える「#PrideHair」プロジェクトをスタートさせる。
P&Gの調査によると、日本でLGBTQ+に該当する人は8.9%いるという。これは左利きの人やAB型の人と近い割合だ。そうした中、76%のLGBTQ+の元就活生が「就職活動で、セクシュアル・マイノリティであることを選考企業に隠したことがある」と回答しているように、採用における理解が十分に進んでいない現実がある。なお、「隠した」理由として最も多かったのが「選考に影響があると思ったため」だったという。
P&Gインターナショナル オペレーションズ シンガポールAPAC ヘアケア フォーカス・マーケット チーフ・マーケティング・オフィサーの大倉佳晃氏は、「#PrideHair」プロジェクトについて次のように述べた。
「今回、LGBTQ+の元就活生との対話を通して、自分を偽らずに、自分らしさを表現することの大切さ、そして髪がその小さな一歩となれるということを感じました。同プロジェクトでは、「#PrideHair」という#(ハッシュタグ)のもと、広告を通じて実際の体験談を伝えていくことで、皆さまとよりよい就活の在り方について考え、多くの方が前向きな一歩を踏み出せる後押しができたらと願っています」