肌箋舎がハンドミスト「肌箋集28ハンドリフレッシュ」を発売した。ミストポンプ仕様で、容量は60mL、価格は1800円。販路は化粧品専門店である。商品開発の背景、商品特徴について、同社の池田敏秀社長は次のように語る。

「トルコには『コロンヤ』という伝統的な消毒用のオーデコロンがどこの家庭にもあり、大切なお客様を家に招き入れる時に玄関で、飲み物やお菓子を出す時に居間で、手に振りかけられます。

気付け効果にも使われるコロンヤは、放浪のロクマンヘキム(薬草師)によって伝承されてきましたが、きつい香りと高濃度のアルコールは刺激が強く、日本ではあまり受け入れられませんでした。

一方コロナ禍の中、消毒液のニーズが高まり、アルコールリッチの商品が求められていますが、コロンヤも含め、手指のあれなどを招くケースが少なくありません。

“スキンケア効果を持つ商品を作る”という方針のもと、肌箋舎が開発したのが『肌箋集28ハンドリフレッシュ』です。何より大切にしたのは“この時期だからこその心身のやすらぎ感”です。アルコール高濃度の化粧品として設計しながらも、爽やかな柑橘系の香りと、使用後の手指のしっとり感を大切にしています。

「肌箋集28ハンドリフレッシュ」の開発方針は、「スキンケア効果を持つ商品を作る」である

レモン精油と柚子果皮水で香りを構成し、マカデミアナッツオイルや抗菌性のある植物エキス(ワサビ、茶、カニナバラ)、植物性保湿剤、血行促進効果のあるヘスペリジン類(ポリフェノール)などを配合しています。自宅用としても携帯用としても使えるサイズです」