年間約800本のプロモーション実績を持つパルディアが、メンズコスメ市場に参入した。日本独自の美意識である「粋(いき)」をコンセプトにした「IKKI」を11月11日に本格的に販売開始したのだ。
発売日に東京都千代田区・神田明神ホールにて行われた新商品発表会では、冒頭、同社の中沢敦社長が登壇。広告代理店として培ったプロモーションノウハウを生かし、トータルソリューションを提供するとし、その一つの取り組みとして近年伸長を続けるメンズコスメに挑戦すると説明した。
続いてIKKIブランド担当の野呂聖奈さんがそれぞれの商品概要や開発背景について説明。「本格的でありながらもできるだけシンプルに」をキーワードに、オールインワンセラム「イッキ オールインワンセラム」(100ミリリットル・6500円)と泡状洗顔料「イッキ フェイシャルホイップ」(150ミリリットル・3500円)を通して、同社の提案する「粋肌」を提供していくとした。
その後製品開発を担当した肌箋舎の池田敏秀社長が登壇し、「開発にあたり、日本古来の植物素材と最先端の処方技術という和魂洋才の考えに基づいたブランド設計を行った」とコメント。新規成分のコメ発酵液と当帰エキス、ウメ果実エキス、月桃葉エキスなどの和漢植物エキスという配合成分と、その素材を生かし、使用感の良さを追求したこだわりの処方技術を紹介した。
同会にはIKKIのCMに出演している俳優の大森南朋も登場。「コスメブランドのCMははじめてだったが、50代男子として同世代にむけて印象づけていきたいと思います」と意気込みを語った。また、新商品については「美容液は毎日つかっている。僕が好きなのはべたつかないところ。臭いもナチュラルで嫌みがない。非常につかいやすいし一日に何度でも使える。洗顔料も泡立ちもよく軽い泡がすーっとなじんでつるつるになります」と具体的にその魅力をアピールした。