ユニ・チャームは、「ユニ・チャームグループ人権方針」および「サスティナブル調達ガイドライン」に基づく持続可能なサプライチェーン構築を目指し、7月1日にSedexにAB会員(バイヤー/サプライヤー会員)として加入したことを発表した。

Sedexとは、2004年に英国で設立された、グローバル・サプライチェーンにおける労働基準、健康と安全、環境、ビジネス倫理等に関するデータを共有する世界最大級の共同プラットフォームを提供する非営利団体。現在、世界180カ国、6万以上の企業、団体、工場、自営業者等が会員となっている。

ユニ・チャームグループは、19年より日本、中国、台湾、タイ、インドネシア、インド、サウジアラビアに所在する19の工場において、B会員(サプライヤー会員)としてSedexのプラットフォームを活用し、従業員の人権尊重と労働環境の改善等に取り組んできた。

このような、これまでの成果を踏まえ、今回AB会員としてSedexのプラットフォームを活用した活動強化を図ることを決断した。今後はSedexのプラットフォームを活用し、資材供給等で協力関係にあるサプライヤーと協働して、持続可能なサプライチェーンのさらなる拡充を推進していく。

なお、同活動は、15年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、③すべての人に健康と福祉を⑦ エネルギーをみんなにそしてクリーンに⑧働きがいも経済成長も⑨産業と技術革新の基盤をつくろう⑩人や国の不公平をなくそう⑫つくる責任 つかう責任⑰パートナーシップで目標を達成しよう――の七つに貢献するとユニ・チャームは捉えている。

ユニ・チャームは持続可能なサプライチェーンを構築することを通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しており、これからも事業展開を通じて、環境保護や社会課題の解決に貢献していく考えだ。