花王は5月8日、新型コロナウイルス問題長期化に伴う、今後の勤務体制について発表した。これまでSCM拠点(工場・ロジスティクス)などを除く国内拠点で講じてきた全国一律の「出社禁止」措置を解除し、地域ごとの状況に合わせながら、在宅勤務だけでなく、出社を含めた勤務体制へと、段階的に移行していく。対象期間は5月11日からで、対象社員は花王グループ国内全社員。なお、地域の感染状況、業務内容に応じて対応する。
今回の出社禁止解除への決断は、「新型コロナウイルス問題が長期化することを踏まえ、感染拡大防止を徹底させた上で社会的使命を果たす活動を進めるため」としている。同社は、今後も感染拡大防止と、お客、取引先、社員の安全確保を最優先に努めていく考えだ。