ライオン商事は4月15日、「ニオイをとる砂」シリーズから、猫用トイレ「獣医師開発 ニオイをとる砂専用 猫トイレ」(オープン価格)を発売する。同商品は、猫とオーナーにとって理想のトイレ環境を目指し、東京猫医療センターの服部幸獣医師と同社獣医師との共同開発による、動物行動学に基づいたサイズ設計(横幅50センチメートル、奥行き32.5センチメートル、高さ20センチメートル〈猫砂を約5センチメートルの深さに敷き詰めたときの内寸〉)の猫用トイレだ。
猫がトイレで「トイレのヘリに足をかけて用を足す」、「トイレの後、猫砂をかけずに急いで出る」、「空中をかくようなしぐさをする」、「トイレに入りながら壁などをカリカリかく」といった四つの行動をする場合、そのトイレを気に入っていない可能性がある。獣医療では、これらの行動は異常行動と考えられている。
ライオン商事の調査によると、こうした「トイレを嫌がるサイン」をしている猫は、飼い猫の8割以上にのぼっているという。上記の四つの行動を「トイレを嫌がるサイン」と認識していないオーナーが約8割おり、猫とオーナーの認識には違いがあるようだ。一方で猫の「トイレを嫌がるサイン」を認知したオーナーの半数以上が、トイレの見直しを検討したいと考えていることもわかっている。
そこで同社は、猫とオーナーにとって理想のトイレ環境を目指し、服部獣医師が推奨する「猫の体長の1.5 倍」を想定したサイズ設計と形状に基づいた、「獣医師開発 ニオイをとる砂専用猫トイレ」を投入する。