■生活者のボーダレス化に新領域開拓で対応
肌で顔立ちの印象を変える――。資生堂の新たなイノベーションへのチャレンジが動き出した。同社ではこれまでも、商品を使用したその先にある豊かな笑顔を引き出す「資生堂表情プロジェクト」の実施、パーソナルケアニーズの高まりを受けて開発したパーソナライズド化粧品「オプチューン」の発売といったかたちで、化粧品領域に軸足を置き、新たなイノベーションを提案してきた。これらに続く、2019年第一弾のイノベーションとして着手するのは、〝プロ美容市場〟という新市場の創造・開拓だ。その具体策として、美容皮膚科を中心とした医療機関で販売しているスキンケアブランド「NAVISION(ナビジョン)」の新戦略を発表。既存の「ナビジョンDR」シリーズを医療機関・クリニック向けラインとしての機能をより高めるとともに、「ナビジョン」シリーズを、美容医療を体験したいと思っていながらも、金銭的なハードルや予約など利用するまでのプロセスの煩雑さを理由にまだ利用できていない生活者に向けたラインとしてセルフ市場に導入し、接点拡大を図っていく。
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