イノベーションの相手を積極的に探し取り組みを強化したい

――いまや化粧品業界は他業界からの参入が盛んですが、この状況をどう捉えていますか。

持田 他業界の会社がビューティ業界を有望視している状況に、われわれが気づかされた部分もあります。社長の小林は「有望視されていることに甘んじず、われわれのほうから価値を提供し他社の強みを取り込みにいくべきだ」とオープンイノベーションの必要性を強調しています。お客さまのニーズはモノからコト、体験や心地よさへ移り変わっています。そして、パーソナライズという方向性と化粧品の相性の良さ、そこに現代の技術が追いついてきている。そんな今だからこそコーセーとしての価値を研ぎ澄まし、こちらから提供を持ちかけたり、あるいは取り込んだりするぐらいの気概でいなければいけない。危機感こそ必要ですが、われわれはお客さまに提供できる化粧品の価値の本質はよく理解しているので、決して負けないノウハウを持っていると考えています。

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