ユニリーバ・ジャパンは、社員がワーケーションを積極的に活用できるよう、全国六つの自治体と連携し、7月22日から始まる「テレワーク・デイズ2019」に合わせてユニリーバ式のワーケーション「地域 de WAA」を導入。構想から2年の準備期間を経て、このタイミングで導入することにより「テレワーク・デイズ2019」と「地域 de WAA」両方の活用促進を目指す。

近年日本を取り巻く社会環境はめまぐるしく変化しており、世界規模の課題に直面する一方で、日本国内では少子高齢化、人口減少、労働力不足が加速している。さらに地域ごとにも多種多様な課題がある。同社は、このような市場においても企業として長期にわたって成長していくためには、社会課題の解決に協力しながら消費者に新しい価値を届け続けること、そしてそれを可能にする組織や人、働き方を見出すことが重要だと考えている。

ユニリーバ・ジャパンは2016年7月から働く場所・時間を社員が自由に選べる新しい働き方「WAA」(Work from Anywhere and Anyutime)を導入。導入後は多くの社員がそれを活用し「生産性が上がった」(75%)、「新しい働き方が始まってから生活がよくなった」(67%)、「幸福度が上がった」(33%)といった効果を実感している。また、新しい働き方のビジョンに共感する個人のネットワーク「Team WAA!」には、1000名以上が参画している。

今回ユニリーバは働く場所の選択肢をいっそう広げ、普段とは違う場所・環境で人々と交流するとともに、ユニリーバと地域の双方がそれぞれの強みや経験を生かし地域に根ざした新しいイノベーションやビジネスモデルを生み出していくこと、そして社員一人一人のウェルビーイングの向上を目指し「地域 de WAA」を導入する。

「地域 de WAA」はユニリーバが提携した北海道下川町、宮城県女川町、山形県酒田市、静岡県掛川市、山口県長門市、宮崎県新富町の六つの地域の施設を「コWAAキングスペース」としてユニリーバ社員が無料で利用でき、現地では地域のイベントやアクティビティに参加することができるというもの。また自治体の指定する地域課題解決に関わる活動に参加することにより提携する宿泊施設の宿泊費が無料または割引となる。