アース製薬 は3月30日、歯科医師、歯科衛生士など歯科従事者に向け「第2回アース・モンダミンセミナー」をグランドニッコー東京台場で開催した。全国から約200人が参加した。同セミナーは、 歯科医院専売品の洗口液「モンダミンプロケア α」の発売2周年を記念したもので、セミナーを通じ洗口液使用率を向上させていきたい考え。

   歯科従事者、約200人が参加した

セミナー冒頭に登壇したアース製薬の大塚達也会長は、「モンダミンプロケアα」の発売に至るまでの経緯を説明した。 続いて、アース製薬トレードマーケティング部の百地伸正部長が、モンダミンが日本の洗口液のパイオニアとして、30年の歴史を誇ることや、国内工場で1日8万本を生産していることなどを紹介。また、欧米と比較し、国内での洗口液使用率の低さに言及し、歯科医師・歯科衛生士からの使用啓発が、今後のセルフメディケーションを考える上で重要であることを説明した。

   アース製薬・大塚達也会長

アース製薬トレードマーケティング部・百地伸正部長

セミナーは、 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科インプラント・口腔再生医学の春日井昇平教授が座長を務め、第1部は、「モンダミンプロケアαの臨床使用報告」 と題して、6人の歯科衛生士が講演した。

     春日井昇平教授

第2部では、明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野の申基喆教授が「歯周・インプラント治療におけるモンダミンプロケアαの応用」、岩手医科大学歯学部補綴・インプラント学講座の近藤尚知教授が「洗口液(モンダミンプロケアα)の口腔内細菌に対する増殖抑制効果」、春日井教授が「インプラント埋入手術から抜糸までの期間における含漱剤使用」、昭和大学歯科病院副院長/昭和大学歯学部歯科補綴学の馬場一美教授が「超高齢社会におけるオーラルケアの重要性」の題でそれぞれ講演した。

       申基喆教授

     近藤尚知教授

     馬場一美教授

「モンダミンプロケアα」は殺菌作用、抗炎症作用、出血予防作用を持つ三つの薬用成分を含んでおり、日常のブラッシングに加え、洗口することで歯周病の予防や治療に効果を発揮することが分かっているが、インプラント・歯周病の治療に「モンダミンプロケアα」がどのように役立つかなどの発表がされた。現時点における「モンダミンプロケアα」の有益性を共有する機会となった。