アース製薬は、2019年3月期第2四半期決算説明会を8月9日に野村カンファレンスプラザ日本橋において開催した。

売上高は前年同期比1.4%増の1010億6200万円と増収だったものの、営業利益は32.8%減の64億9400万円、経常利益は32.1%減の66億9600万円、純利益は35.3%減の40億4400万円と大幅な減益となった。

減益の要因の一つは、主力の虫ケア用品が3.2%減の407億3000万円と前年割れしたこと。国内市場シェアこそ57.4%と0.3ポイントプラスになったものの、例年、店頭導入から1週間前後で動きはじめる商品が、今期は導入から商品が動きはじめるのが大幅に遅れたことが大きく影響した。

川端克宜社長は、「虫ケアについては抜本的に考え方を変えていかなければならない」と危機感を露わにした。

19年3月期通期業績は、売上高は5.7%増の1900億円、営業利益は34.6%増の60億円、経常利益は28.3%増の64億円、純利益は36.0%増の30億円と前回予想を据え置いた。