アース製薬は5月12日、渋谷ヒカリエにおいて「アース虫ケアセミナー2019」を開催。募集を大きく超える応募のなかから、一般聴講者320名が参加し、外注をはじめとした虫に対する正しい対処法を学んだ。

冒頭登壇したアース製薬の川端克宜社長は、「2020年のオリンピック・パラリンピック開催で今まで日本で見られなかった感染症が入ってくる可能性がある。その媒介の一経路となりうる虫に対する正しいケアの知識を共有することで防ぐことができる」と語った。

続いて同社研究開発本部研究部生物研究課の有吉立課長が、アース製薬の虫に関する研究施設や虫のなかでも特に害虫とされるゴキブリや蚊の種類や語源、実態について説明。日本にいる59種のゴキブリのなかでも家に侵入するのは4~5種類で、それぞれの特徴を示したほか、蚊に関しても、屋内を好み夜間活動することが多いイエカ、屋外で主に日中に活動するヤブカ、日本には少ないながらマラリアを媒介するハマダラカなどの生態と対処方法を紹介した。

その後、〝毒虫先生〟の名で親しまれる兵庫医科大学皮膚科学の夏秋優准教授が「虫はともだち!毒虫だってこわくない!?」、国際感染症センター国際感染症対策室の忽那賢志医長が「蚊に注意!?東京2020大会の観戦と感染」のテーマでそれぞれ講演。夏秋准教授は、危険な蜂でも刺すのはメスだけであることや、すべての毛虫が毒を持っていると思われているが実は毒をもつ毛虫は毒牙や医らがといった数種類の幼虫であることなどを明らかにし、「怖い虫と怖くない虫を区別できるよう正しい知識を持つことや、攻撃的になる状況や季節を知ることで危険を回避できるようにすることが大事」と力説した。

忽那医長は、東京オリンピック・パラリンピック開催で懸念される感染症のなかでも蚊媒介感染症について説明した。

その後、有吉課長、夏秋准教授、忽那医長の3名でトークセッションを実施。会場から寄せられた質問に回答した。