アース製薬は、2019年12月期第2四半期決算説明会を8月9日に東京都内で開催した。売上高は前年同期比2.9%増の1040億3100万円、営業利益は14.0%増の74億200万円、経常利益は12.6%増の75億3800万円、純利益は15.0%増の46億5000万円と増収増益となった。

主力の虫ケア用品部門が昨年に続き、天候不順の影響を受け伸び悩んだなか、日用品部門の伸びが目立ち、洗口液の新製品「モンダミンNEXT歯周ケア」や知覚過敏予防歯みがき「シュミテクト」などが好調だったほか、入浴剤も堅調に推移した。これにより家庭用品事業の売上高は3.1%増の969億2600万円、営業利益は15.0%増の66億7200万円となった。

川端克宜社長は、「虫ケア市場が不調のなか、この数字を出せたのは『乗り切った』という言い方がしっくりくる」と述べた。

                        川端克宜社長

19年12月期通期業績は、売上高は3.0%増の1865億円、営業利益は131.5%増の24億円、経常利益は102.5%増の28億円、純利益は5億円と前回予想を据え置いた。