ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業とペプチドリームは、革新的製品の創出に向け協働してペプチドを用いた医薬品、医薬部外品および化粧品の研究開発を進めることを発表。ポーラ化成工業の保有する皮膚科学を中心とした基礎研究の知見と、ペプチドリームの保有する新たな機能をもつペプチドを作り出す技術を融合することで、革新的な研究開発を進めていくとした。

ポーラ化成工業は、日本で初めてシワ改善効果が認められた医薬部外品、「リンクルショット メディカル セラム」の開発に成功するなど、革新的な研究とエビデンスに基づく製品開発を強みとしている。グループの強みである「感性溢れる独自価値の提供」を強化するため、最先端・異分野の外部機関とのオープンイノベーションを推進しており、皮膚科学研究の深耕および有効素材の開発においても、外部機関との連携により革新的アウトプットやスピードアップを図る。

ペプチドリームは、多種多様な特殊ペプチドを自在に作り出し、医薬品等の候補化合物を短期間で探索する独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPS(Peptide Discovery Platform System)と、同システムを用いた創薬研究を強みとしている。特殊ペプチドの技術は医薬品以外の分野でも役立つと期待できることから、PDPSの活用範囲を拡大していくことで、ビジネスモデルの戦略的拡大を目指す考えだ。