リゾームのシンクタンク“SCトレンド研究所”は、同社製品の全国商業施設(SC)・ショップ・ブランド出退店データベース「SC GATE」を活用し、2018年7~9月期の集計結果による業種別出店・退店ランキングを調査、その結果を発表した。
ファッション雑貨においては、化粧品を扱うブランドが8ブランドランクイン。これら8ブランドの中で、特に11位にランクインした百貨店発の化粧品のショップブランド「フルーツギャザリング」が注目のポイントとなる。
百貨店が得意とする高級ブランドから日常使いの商品まで幅広い品揃えとともに、百貨店が得意とするカウンセリング販売を残しながらセルフ販売を行う「セミセルフ」方式を導入することで、働く女性などに使いやすい売り場を実現し、客層の幅を広げようと展開。百貨店がその得意な領域を専門店化して、ショッピングセンターに出店させるという方法は前年との比較で他の業種も含め急増しており、注目すべき動きとなっている。

【集計対象SC】
◇ 2018年6月末日までにSC GATEに登録されている
◇ SC面積が1,500m2以上である
◇ 2016年7月~2018年6月末日の最大テナント数が10テナント未満ではない
◇ SCタイプが「駅ビル」「地下街」「駅周辺・市街地」「郊外」「超大型施設」「アウトレット」「空港」に分類されている