公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)は、アロマテラピーの研究調査活動を行う「アロマサイエンス研究所」の研究活動の発表として、ゼラニウムの香りと更年期症状の関係について紹介するプレスセミナーを10月18日に東京都渋谷区のTRUNK(HOTEL)で開催した。
同セミナーでは、AEAJ理事長の熊谷千津氏が登壇し、産婦人科医の対馬ルリ子氏と共同で、ゼラニウム精油の香りと更年期女性の関係を調べた研究を行った結果、ゼラニウム精油により更年期女性特有の不定愁訴や不安感の軽減、活力の向上、肌や髪の潤い実感のアップがみられたことを発表した。
また、AEAJが新たに開始する「ナチュラルビューティスタイリスト検定」の発表も行われ、その公式テキストの監修者である2名を招いたワークショップも同日に開催。オーガニックスペシャリストの吉川千明氏によるワークショップ「自分だけの植物レシピでボタニカルコスメ作り」では、用意された香りが心や体に与える影響について説明の後、参加者が植物油や芳香蒸留水、精油をそれぞれ選び、自分だけのボディクリームを作成。
精神科医・禅僧の川野泰周氏による「植物のチカラでマインドフルネス」では、現代におけるストレスを要因とした精神疾患について解説し、そうしたストレスへの耐性を向上させる手法としてアロマの香りを用いたマインドフルネス瞑想を提案。短時間ではあったが、参加者が実際に瞑想を体験する時間も設けられた。