日本メナード化粧品は、液面プラズマ分散技術を利用し、ファンデーションの原料である板状硫酸バリウムの表面に微粒子酸化チタンを固着化させ、なめらかにのびて肌の自然な明るさを生み出す新規複合粉体を開発した。
ファンデーションに求められる機能として、肌の欠点をカバーしながら肌本来が持つ質感を損なわない自然な仕上がりがある。カバー力を得るため、一般的に酸化チタンが用いられるが、透明感を失わせ不自然な仕上がりになったり、ファンデーションの伸びのなめらかさを損なう場合が多くある。また、板状硫酸バリウムは、透明感と毛穴の凹凸を目立たなくする仕上がりを得やすい反面、色ムラやくすみをカバーするという点で必ずしも十分とはいえないものであった。
今回新しく開発された粉体は、名古屋市工業研究所と公益財団法人名古屋産業振興公社と共同で研究していた「液面プラズマ分散技術」を応用。2種類の粉体の欠点を補い、なめらかな使用感でありながら毛穴の凹凸やくすみなどの肌悩みをカバーし、肌の自然な明るさを生み出す。これらの特長から、「するんとなめらかパウダー」と名付け、2月21日から発売している「TK パウダーファンデーション」に応用している。