ファンケルグループは4月から、正社員の雇用区分として「アソシエイト正社員」を新設する。「アソシエイト 正社員」は、「介護」や「長期療養が必要な身体の病気」、「身体障がい」を抱える方が本人の希望する時間や日数でフレキシブルに勤務できる新しい雇用区分。同グループは、さまざまな事情を抱えながらも仕事との両立 が実現できる環境づくりに取り組み、正社員として安心して長く活躍してもらうことを目指している。今回の取り組みによって、さらに従業員の柔軟な働き方を推進し、多様な人材を活かすダイバーシティの一層の強化を図る。

雇用区分新設の背景には、労働人口の減少とともに、65 歳以上の高齢者が総人口に占める割合が年々増加していることがある。高齢者人口の増加は要介護者の増加につながり、働き盛りの世代の介護の負担がますます増えることが予想される。 また、身体障がいや長期療養が必要な方など、さまざまな事情を抱える方が安心して長く働くことのできる職場環境は社会的にも求められている。

ファンケルグループは、これまでも女性の活躍や再雇用の年齢制限撤廃などに取り組み、働き方改革を推進してきた。昨年6月には「サステナブル宣言」を策定し、ダイバーシティの推進にも積極的に取り組んでいる。 今回、さまざまな事情を抱えながらも仕事との両立を実現するとともに、正社員として安心して働くことができる職場づくりを目指し、新しい雇用区分を設けることにした。

アソシエイト正社員の概要

内容:対象者の状況に合わせて、短時間・短日数の勤務が可能な正社員の雇用区分

対象者:

1. 下記のうち、正社員としての所定労働時間を満たすことができず、雇用区分変更を会社が認めた方

・要介護状態にある家族を介護する必要がある方

・長期療養が必要な身体の病気を抱える方

2. 身体障がいを抱える方

対象会社:ファンケルグループ内で人事制度が共通の4会社

・株式会社ファンケル

・株式会社アテニア

・株式会社ファンケル美健

・ニコスタービューテック株式会社

開始日:2019年4月1日