ポーラ・オルビスホールディングス(HD)とNoveraが共同研究を行うと発表。ポーラ・オルビス側の担当は、化粧品の枠にとらわれない新価値創出を狙う「マルチプルインテリジェンスリサーチセンター」である。

Noveraが開発するスマートミラー「novera」は、毎日の顔から得られる情報(表情・ 健康状態・ メイク状態・ 心拍数など)をもとに、心理学、 美容や医学などのエビデンスに基づき、利用者が他者との比較ではなく、自身の内側から美を見つめることで、無理なく「美しくありたい」気持ちを持ち続けられるように対話やビューティーサポートを行う鏡である。 声優を活用することで、より利用者の心に寄り添える対話を目指している。 発売は2019年内を予定。予約は18年内に開始する考えだ。

スマートミラー「novera」(画像は試作中のプロトタイプで、実際の商品とデザインは変わる)

共同研究の目的は、「novera」のAI、 センシング技術に、ポーラ・オルビスグループが長年培ってきた肌、 ストレス、表情などの研究知見やノウハウを掛け合わせることで、日々の取得データの価値・信頼性向上を図るとともに、新たな体験価値を持つサービスの模索および新たな研究シーズの発見に結びつけることである。