サカタのタネは2018年秋の新商品として、草花・野菜・ハーブ類の統一絵袋ブランド「実咲」シリーズより8商品、複数品種の少量のタネをセットにした絵袋種子「アソートパック」シリーズより4商品を追加発売する(希望小売価格:200〜500円)。「実咲」は7月上旬から、サカタのタネ ガーデンセンター横浜およびオンラインショップで発売を開始し、以後、全国の種苗店、園芸店、ホームセンターで順次、展開していく予定。「アソートパック」も7月上旬から、全国の種苗店、園芸店、サカタのタネ ガーデンセンター横浜で発売を開始する。

「実咲」シリーズは、「選びやすい」「栽培しやすい」「求めやすい」をコンセプトに開発。園芸初心者でも「選びやすい」ように、パッケージには品種の特徴や、一目でわかるタネまき時期、イラスト入り栽培解説や地域別の栽培ごよみなどの情報が充実している。あわせて、絵袋表面に印刷されたQRコードを読み取ると、さらに詳しい栽培情報を掲載している情報サイトにアクセスできる上に、業界唯一の「お客様園芸相談」窓口の電話番号が明記されており、専門の担当者が直接電話でお客からの質問に答えるなど、誰でも手軽に「栽培しやすい」環境を用意。また、同シリーズは希望小売価格で1袋150〜500円と「求めやすい」価格設定となっている。

今回発売する商品は、野菜が「耐病大玉レタス フリフリッカー」「下仁田ねぎ」「つぎつぎとれる秋キュウリ」「病気に強い秋ズッキーニ」の4点。「耐病大玉レタス フリフリッカー」は夏場のレタス栽培で問題となるレタス根腐れ病などの病害に強く、家庭菜園でも育てやすい品種。外葉が多く肉厚で、急激な日照による葉焼けやしおれにも強く、形の良いレタスを育てることができる。その他、キュウリやズッキーニは、秋季に果菜類を育てるという新しい試みを消費者に提案している。

一方、花はパンジーの「パシオ ブロッチミックス」「同 クリアオレンジ」とビオラの「ピエナ ローズブロッチ」「同 ラベンダーマジック」の4点。秋まきの定番であるパンジーやビオラのラインアップ充実を図っており、特に「パシオ ブロッチミックス」は、コンパクトで美しい草姿が楽しめることから評価が高い品種「パシオ」の中でも、人気のあるブロッチタイプ(花の中央に模様が現れるタイプ)のミックスとなっている。

「アソートパック」シリーズは、1袋に2~3品種が少量ずつ小分けされて入っており、ベランダ等の限られたスペースでもタネを余らせることなく栽培できるのが特徴。さらに、パッケージには花の色がよくわかる写真のほか、草丈や花径、まきどきが記載されており、植える場所や環境をイメージしやすい。そのため、「アソートパック」を入り口にして、花をタネから育てる楽しさを体感してもらい、他の花種子にも挑戦してほしいとの期待が込められている。また、各商品ではテーマを設定し、楽しみ方の提案を商品名に取り入れている。今回の新商品では、「花のある暮らし」をテーマに、綺麗に育てた花を切り花として室内に飾って楽しむことを想定して品種を選別している。

発売するラインアップは、「アソートパック パンジーを楽しむ」「同 リビングで楽しむ」「同 キッチンで楽しむ」「同 玄関で楽しむ」の計4点。「パンジーを楽しむ」には、秋の定番であるパンジーの人気品種を3種類セレクト。「リビングで楽しむ」はやや草丈が高めでボリュームのあるストックとスターチス、「キッチンで楽しむ」はキッチンや食卓でも楽しめるように草丈が短いビオラとネモフィラのセットで、いずれも場所に合わせた品種を揃えている。「玄関で楽しむ」には、開花時期が異なるパンジーとスイートピーを組み合わせることで、順番に飾って長きにわたり、花を楽しむことができるようになっている。★