ACROは18年9月、業界初となるメイク中心のメンズ総合コスメブランド「FIVEISM × THREE(ファイブイズム バイ スリー)」の販売を開始する。
18 年 2 月にACROが設立 10 周年を迎えたなか、「とぎすまされた感性で『時代の美』を創 る」という企業理念を体現する業界初の新ブランドを上市し、新たなお客を獲得するとともに、日本発グ ローバルブランドとしてさらなる成長を目指す考え。同社は、国内百貨店市場において、メイク品を含む男性向け総合コスメブランドが存在しないことに着目。近年、注目される男性用化粧品における新たなジャン ルを創出できると考えている。
「FIVEISM × THREE」は、化粧品の枠にとらわれない新しいチャレンジをするブランド。それは男性のメイクアップ市場を創出し、男性のメイクアップを日常化すること。男性が身だしなみを整えるマナ ーとしてのメイクという新しいカルチャーを提案することで、男性の多様化するライフスタイルに対応し、男 性の美意識の向上という潜在的なニーズを呼び覚ます。
ブランド名の「FIVEISM」は数字の 5 を意味する。数字の 3 である「THREE」と足し合わせると数字の 8となり、無限に続くという想いを込めている。
ターゲット層は、20 代後半からの美意識が高く、美しくなりたいすべての男性。新たな価値観や物事に関心を持ち、ファッション感度が高くトレンドに敏感な男性に向けて、ビジネスにおける化粧品の必要性や人生を充実させる手段としての化粧文化の慣習化を提案する。
商品構成は、ベースメイクとポイントメイクを中心に、スキンケアやヘアケア、雑貨など幅広いラインアップを予定。価格帯は 2000〜1万2000円を想定している。百貨店、公式 EC サイトを中心に販売し、セレクトショップへの展開も視野に入れており、21 年までに国内主要都市20 店舗規模の展開を計画。海外においては20 年までにアジア圏中心に展開を開始し、将来的には欧米進出も視野に入れている。
発売初年度は、ファンデーション等のベースメイクとポイントメイクのフルラインアップ、雑貨など約80SKU を同時発売。日常生活における男性の行動心理に合わせて使いやすさを追及した商品設計のも と、男性特有の肌質、肌悩みに合わせて展開。なお、ブランドのディレクションは、「THREE」のグローバルクリエイティブディレクターのRIE OMOTOが手がける。