「一緒に前進しましょう」。4月2日に行われたちふれ化粧品の入社式で、島田惠都子会長は56人の新入社員(中途・スポーツ枠を含む)に呼びかけた。これはちふれ化粧品の歴史が挑戦の連続だったことを示している。例えば、高品質・適正価格、無香料・無着色、全成分・分量の表示、詰替品の導入は、いずれも業界の常識を覆す取り組みだった。2017年9月に創業70周年を迎えた同社の業績は右肩上がりだが、少子高齢化を踏まえれば、国内戦略は工夫が求められ、海外市場開拓は急ピッチに進めなければいけない。それにはさらなる挑戦が必要。島田会長は、その思いを新入社員に託したのである。

片岡方和社長も入社式で、次のように意気込みを語った。

入社式で挨拶する片岡方和社長

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