日本メナード化粧品は、春に大量に飛散する花粉や黄砂がシミの原因となっていることを突き止めるとともに、シミを防ぐためには紫外線だけではなく、黄砂や花粉による影響から守ることも重要であることを明らかにした。

同社は、花粉や黄砂の皮膚への影響を、表皮の角化細胞を用いた実験によって検討した結果、角化細胞のミトコンドリアにおける電子伝達系に関わる酵素のひとつであるNADH脱水素酵素の発現が低下することを発見した。

ミトコンドリアにおける電子伝達系の機能低下は、活性酸素の発生に繋がることが知られていることから、花粉や黄砂によってNADH脱水素酵素が減少したことで増えた活性酸素が、メラノサイトを刺激してメラニンを過剰に生成させることによりシミができるという、新たなシミのメカニズムを発見することとなった。

また今回の研究では、花粉と黄砂によりシミができるのを防ぐ成分として「フキタンポポ濃縮エキス」を開発した。フキタンポポ濃縮エキスには、花粉や黄砂によるNADH脱水素酵素の減少を抑制する効果があるため活性酸素の発生が抑えられ、花粉と黄砂によるメラニンの過剰生成を防ぐことで、シミ予防に繋がると考えられるという。

同社は本研究成果を3月に開催された日本薬学会138年会にて発表し、今夏発売の美白化粧品に応用していく見通しだ。