エステーは、9月13日、サーモケア事業に関する製品発表会を開催。9月12日から発売している「On Style おしり41℃」、「同 おなか40℃」、「オンパックス 極熱」、「同 足ぽかシート」について説明した。

サーモケアの市場規模は、現在約300億円と横ばい傾向にある。カイロなど体を温める商品は冬場に使うものとの認識が浸透しているため需要が年下期に偏っているうえ、暖冬だと消費が落ちるなど気温の影響を受けやすい。エステーではこうした市場特性を考慮し、現在獲得し切れていないターゲットの獲得と、使用シーンの拡大に着手。それを具現化するのが今回発売した新商品群だ。

「On style おしり41℃」、「同 おなか40℃」は、30代の働く女性を主なターゲットとしており、慢性的に感じる勤務時の身体の冷えを解消するアイテムだ。

「同 おしり41℃」は、専用ざぶとんに専用温熱シートをセットして敷くだけでおしりを温めることができる商品。早く温度が上がる設計ですぐにおしりをあたため、12時間にわたり約41℃を持続する。専用ざぶとん1枚、専用温熱シート1枚が入った「同 おしり41℃ 本体」のほか、専用温熱シート6枚入りの「同 とりかえ」も発売し、継続使用を促す。

「同 おなか40℃」は、平均温度約40℃の温かさで女性のおなかを12時間にわたりやさしく温め続ける薄型の温熱シートで、医療機器として発売。身体のラインにフィットしやすいよう、発熱体を3分割しており、インナーの外側に貼ることで、血行をよくし、神経痛、筋肉痛を緩解し、胃腸の働きを活発にする効能効果がある。寒い冬だけでなく、オフィスで冷房による冷えを感じる夏にも快適に使える温度設定となっているため、年間を通じた冷え対策として浸透を図る。

オンパックスからは、伸長する高温タイプの品揃え強化として、開封後すぐ発熱し、平均温度61℃の高い温度が14時間持続するカイロ「オンパックス 極熱」を発売。「すぐに温かくならない」「特に寒い日には温かさを感じにくい」といったカイロに対する不満を解消する商品として訴求する。10枚入りと30枚入りの2種類での展開だ。また、拡大余地のある足まわり品分野では、「オンパックス 足ぽかシート」の大容量版を発売。10枚入りの大容量を発売することで、イベント使いではなく日常的に使うシーンを増やし、市場の底上げを目指す狙いだ。