日用品メーカー ― 2019 ― 新春トップインタビュー


 

働き方改革の推進で組織力向上を図る

――2013年4月に始まった構造改革で利益志向経営が根付いたことから、19年3月期から「規模拡大フェーズ」に進むと宣言。しかし、第2四半期決算は増収減益と厳しい船出です。

鈴木 私はポジティブに捉えているんですよ。これまでの改革でエアケアなどの既存事業が好調に推移してきましたが、今後の成長には新分野、新市場の開拓が不可欠にもかかわらず、計画通りに進んでいなかった。決算は好調で、改革は順風満帆に進んでいるように見えていましたが、まだまだ足元は弱い、と私は感じていたので、19年3月期の減益は想定内のこと。むしろ、依然として課題が山積みであることを可視化できたことを前向きに評価しているんです。改めて今期のテーマ「成長への脱皮」を強く意識し、新分野、新市場の開拓に注力していこうと社内の意思統一が図れましたからね。

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