BtoB物流では運送事業者の負荷が限界に

物流の現場はIoT技術やクラウドを活用したデジタル化による改善が急務となってきた。ドライバーの長時間労働や高齢化などを背景に、宅配便のようなEC物流のラストワンマイル以上に、BtoB物流領域でのトラックドライバー不足は深刻だ。特に、小売りや卸の物流センターにおいて、待機時間の長い倉庫への運送を敬遠するケースが増えている。

その中でも流通への納品では、納品業者(メーカー)、受入業者(流通)、運送事業者(3PLなど)の三者で、輸配送に関するリアルデータが共有されておらず、データ分析を基にした改善が進んでこなかった。特に倉庫の荷受けでは、納品車両がどこのバース(荷積み、荷降ろしを行うスペース)に入るのか、といったことが事前に管理できていないため、待機時間が長時間に及んでいるケースが多い。例えば2017年の国土交通省の発表によると、荷主都合による待機時間の平均は1時間45分に及んでいるという。

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