ファンケルの化粧品事業が野心的な取り組みを続けている。中期経営計画では「NEO FANCL」を掲げて、新たなターゲットへのアプローチを宣言。このほど、20代後半~30代前半のアラサー世代向けの基礎化粧品ブランド「AND MIRAI」を発表した。スマートフォンによるブルーライトのダメージケアなどを特徴に、バラエティショップで展開し、若年層への浸透を図っていく。化粧品事業は、好調が続いているが、先手を打って投資を進め、将来の成長基盤を確立していく。

「一つの事業は永遠ではない」「会社は常に倒産に向かっている」。ファンケルには、こんな標語が掲げられている。創業者の池森賢二会長の経営哲学をまとめたものだ。無添加化粧品や安心安全にこだわる姿勢から、同社は優しげで上品なイメージが強いが、ベンチャースピリットも脈々と息づいている。実際に、それがサプリメントをはじめとする新しい事業として発現し、成長エンジンとなってきた。

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