――2017年度は猫の飼育頭数が、初めて犬を上回りました。

石山 表面的には猫が犬を超えたように見えますが、猫が増えたのではなく、犬が劇的に減ったからです。その原因は、06年の動物愛護管理法の改正に伴い出版された「改正動物愛護管理法Q&A」にある。その本でブリーダー業の定義について、年2回の繁殖あるいは2頭以上子犬を営利目的で繁殖すればブリーダーという「業」を行っていることになると解釈しています。地方自治体もその解釈本を引用して、ブリーダー業は、繁殖2回、2頭以上は対象ですよとHPに明記し、煩雑な登録の手続きが義務付けられました。しかし、これはまったく現実的ではない。犬の平均出産頭数は日本では2.85頭ですが、超大型犬では10頭ぐらい産まれるケースもある。また日本の動愛法はブリーダーの業の定義も世界の状況から乖離しており、1822年に初めてマーチン法(畜獣の虐待及び不当な取り扱いと防止)が成立したイギリスより厳しいのが現状です。2006年の法改正以降、ブリーダーは72%減少し、特にホビーブリーダーは80%減少、その結果、過去8年で犬の飼育頭数も約300万頭減少してしまった。

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