資生堂は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、筑波宇宙センターに設置された閉鎖環境適応訓練設備(以下、閉鎖設備)を用いた共同研究を行い、閉鎖設備滞在による唾液中のストレスホルモン(コルチゾール)の日内リズムの乱れと、表情のゆがみ度が増すことを発見した。唾液および表情変化を調べることで、自分で簡便にストレス度を評価できる可能性を見出した。

共同研究は現在も継続中。今後、得られた研究成果から、資生堂はストレスによる肌・体への影響に対応したトータル美容の開発、JAXAはISS滞在宇宙飛行士のストレス評価手法の確立へつなげていく予定である。