英国の美容・ウェルネス市場で、「グミ」タイプのサプリメントが存在感を高めている。これまで子ども向け菓子として親しまれてきたグミが、髪や肌、睡眠、腸内環境などをサポートする大人向けの機能性食品へと進化しているのだ。その背景には、サプリ市場における摂取形態の多様化と、英国で定着しつつあるインナーケア(体の内側から美容と健康を整えること)意識の高まりがある。この国において、グミ(gummy:英語の発音は「ガミー」)といえばまず、カラフルで甘く、子どもに人気のおやつのことだ。
一方で健康補助食品、つまりサプリは、錠剤やカプセルなどの剤型で薬のように摂取するものという認識が一般的で、グミとは異なる市場に位置付けられていた。この関係を変えたのが、2000年代以降に広がった機能性グミである。錠剤が苦手で、うまく飲めない子どもでも摂取しやすい剤型として、「グミ型ビタミン剤」が米国で登場し、その後、成人向け市場へも展開した。「薬を飲む」のではなく「スナックを食べる」感覚で取り入れられる、水なしで摂取できる、毎日の習慣にしやすいことなどが支持され、英国でも10年代後半から成人向けのサプリグミが少しずつ広がっていった。
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