※「キーマン」とは鍵を握る人物、組織などの重要人物、中心人物のこと

韓国発スキンケアブランド「numbuzin」とメイクアップブランド「fwee」を相次いで成長させたBENOW。2018年の創業以降、SNSやECを駆使したスピード感ある事業展開で存在感を高め、25年の売上高は前年比29.6%増の350億円に達した。26年は500億円以上を目指す。だが、日本市場を統率するBENOW JAPANの金大榮代表が見据えるのは、一時的なブームに頼らない持続的な成長だ。オンラインを起点としながらも直営店を展開し、複数ブランドを育成することで「長く続く化粧品会社」を目指す。28年に掲げる売上高1000億円を一つの通過点に、世界で戦えるビューティー企業を築いていく。

新旧融合の経営が成長の鍵

――韓国では新興化粧品ブランドが次々と成長しています。その中でBENOWが短期間で存在感を高められた要因をどう分析していますか。

金 まず、化粧品業界そのものの構造が大きく変わったことが挙げられます。以前は製造から営業、マーケティングまでを自社で抱える大企業でなければ、大きなブランドをつくるのは難しかった。今は製造、物流、マーケティングなど、それぞれに専門企業があり、SNSやECも成長したことで、大きな資本や人員がなくてもブランドを立ち上げられる環境が整いました。韓国はデジタル分野への関心が高く、新しいものを早く試す文化もあります。ただ、今やSNSやオンラインを重視するのは当然のことです。その中で、誰に何を届けるのかを考え、テストを重ねて正解を探せるかが成長の鍵になります。BENOWが他社と少し違うのは、共同創業者の李一柱も会社員として化粧品業界を経験していることです。彼と私は韓国の大手化粧品企業や製造会社、大手エネルギー・石油化学会社で、営業や戦略をはじめさまざまな業務を経験しました。従来の化粧品会社が持つ強みを理解した上で、スタートアップのスピードを組み合わせてきたことが、私たちの強みだと考えています。

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