※「キーマン」とは鍵を握る人物、組織などの重要人物、中心人物のこと。
マンダムは2027年の100周年、さらにその先の成長加速を見据え、成長基盤の構築に取り組んでおり、急ピッチで収益性改善が進んでいる。酷暑の需要を取り込み日本事業は好実績をたたき出し、高コスト体質にメスを入れたインドネシア事業は利益を生み始めた。実績が上がれば、社員の意識は変わり、組織も活気を帯びる。好循環が回り始めたマンダムを西村健社長は、どう舵取りするのだろうか。
CMソングを歌う子どもが現れた
――2025年のインドネシア事業は営業利益、純利益ともにマイナスから反転。24年の苦境を脱しました。
西村 生活者起点の店頭づくりが改善し始めています。ゴールデンラインの獲得やプロモーション陳列の拡大も進んでいる。「PIXY」のリブランド第1弾を投入したほか、「PUCELLE」「Lovillea」が新製品を発売し、フレグランスカテゴリーの強化策が動いています。当然、主力のギャツビーのスタイリングシリーズ「Fiber Series」も現地の大手CVS2社に全店導入するなど、売り上げを伸ばしており、反転攻勢が進んでいることは確かです。ただ、油断は大敵。中国や韓国のブランドはもちろん、現地ブランドも攻勢をかけており、競争環境は激しい。インドネシア事業の成長には起爆剤、つまりヒット商品が必要です。
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