日本輸入化粧品協会は2026年5月12日、26年1~3月期の化粧品輸入実績を発表した。歯磨、石鹸等は除く輸入実績は、1192.5億円(前年同期1104.8億円、前年同期比107.9%)となり、前年を上回った。 今期は「香水・オーデコロン類」(前年同期比113.6%)、「カラーメーキャップ類」(前年同期比102.1%)、「ベースメーキャップ・皮膚用化粧品類」(前年同期比115.1%)といずれも前年を上回ったが、「頭髪用化粧品類」(前年同期比87.8%)は下回った。
国別では、首位の韓国は、輸入実績400億円(前年同期360.4億円、前年同期比111.0%)と依然好調。続いてフランスが輸入実績270.6億円(前年同期234.7億円、前年同期比115.3%)となっている。両国のシェアはそれぞれ33.5%、22.7%となった。
2026年4月の全国財務局長会議における経済情勢判断では、緩やかに回復しつつあるが、中東情勢の影響を注視する必要があるとしている。
韓国のベースメイクが続伸
(1)香水・オーデコロン類
全体で133.2億円(前年同期117.2億円、前年同期比113.6%)と、前年を大きく上回った。この分野ではフランスが64.3%と圧倒的なシェアを占めている。今期も実績は85.7億円(同73.7億円、同116.3%)と伸長した。第2位米国10.6億円(同8.6億円、同123.0%)や第3位イタリア8.4億円(同7.5億円、同111.9%)も伸長している。
(2)カラーメーキャップ化粧品類
全体では、186.2億円(前年同期182.4億円、前年同期比102.1%)となり、前年を上回った。
口紅類は97.2億円(同107.5億円、同90.4%)と低下したが、アイメーキャップ類は64.8億円(同54.9億円、同118.1%)、ネールズ類は24.2億円(同19.9億円、同121.3%)と、ともに伸長した。
国別では首位の韓国59.0億円(同87.6億円、同67.4%)が前年を下回ったが、2位フランス50.8億円(同32.3億円、同157.2%)、3位中国は36.4億円(同31.2億円、同116.6%)と、ともに前年を上回った。4位イタリアは15.0億円(同11.0億円、同136.5%)、5位米国は12.9億円(同11.8億円、同109.3%)と伸長した。
詳細に類別に国ごとに見ると、口紅類は、1位の韓国は40.7億円(同68.9億円、同59.0%)と大きく下げたが、2位フランスは32.5億円(同21.5億円、同151.5%)、3位の中国は6.4億円(同5.7億円、同112.6%)と伸長した。
眼の周りのアイメーキャップ類は、首位の韓国は16.7億円(同17.8億円、同93.4%)と前年を下回ったが、2位の中国は16.1億円(同14.1億円、同114.8%)、3位のフランスは13.9億円(同7.2億円、同193.3%)といずれも前年を上回った。
上位3カ国で全体の72%のシェアを占めている。
ネールズ類では、1位中国13.9億円(同11.5億円、同120.9%)、2位フランス4.4億円(同3.7億円、同119.7%)、3位米国は1.97億円(同2.03億円、同97.1%)となっている。
(3)ベースメーキャップ・皮膚用化粧品類(ボディ含む)
全体では、563.8億円(前年同期490.0億円、前年同期比115.1%)となり伸長。国別では韓国が279.3億円(同217.3億円、同128.6%)と引き続き好調で、シェアの過半数(49.5%)を占めている。次いでフランスは124.1億円(同113.4億円、同109.4%)と伸長した(シェアの22.0%)。3位米国は36.7億円(同47.6億円、同77.0%)と低下。次いでイタリア24.5億円(同20.5億円、同119.2%)、中国24.4億円(同20.6億円、同118.8%)となっている。
(4)頭髪用化粧品類
全体で136.6億円(前年同期155.5億円、前年同期比87.8%)と前年を下回った。この頭髪用化粧品類では、他の美類と異なり他国の実績合計が、82.9億円(同87.6億円、同94.7%)で全体の60.7%を占めているのが特徴。この分野で代表的なシャンプーとコンディショナー・整髪料の実績で見ると、とりわけタイが、シャンプーでは24.1億円(前年同期24.8億円、前年同期比97.2%、シャンプー全体の64.7%)、コンディショナー・整髪料では39.9億円(前年同期45.8億円、前年同期比87.2%、全体の41.2%)となり、これら2品目の輸入実績が他国を圧倒する状況となっている。その他の国では、中国15.2億円(同13.4億円、同114.0%)、韓国12.2億円(12.4億円、同98.5%)、米国9.0億円(同19.3億円、同46.6%)と続く。
なお次回は、2026年8月に2026年の上半期(1~6月)の実績を報告予定。






















