輸入化粧品といえば、仏国、米国が中心的な存在だ。だが、韓国コスメの台頭はもちろん、中国、タイなどのアジアブランドも存在感を高めている。2年目に入ったウィズコロナも手伝って、輸入化粧品市場の潮目は変わっている。その状況と日本輸入化粧品協会の戦略について、菅野沙織理事長に話を聞いた。
中国から韓国へ化粧品の製造地がシフト
――国内化粧品市場は新型コロナの影響を受けています。輸入化粧品に限ると、状況はいかがでしょうか。
菅野 当然、国内化粧品市場と同じように輸入金額は落ちています。ただ、その下げ幅は、2020年が19年比12%に止まっており、国内市場の落ち込みよりは軽微だと思います。その理由は韓国にあります。輸入金額のシェアを見ると、仏国、米国が大きいのですが、両国ともにコロナの影響を受けています。その中で韓国は30%増になっているんです。
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