米国発祥の「クリーン・ビューティ」という新しいコンセプトが世界中に広がりつつある。肌や体、環境に悪影響を与える成分を含まない化粧品を使う動きで、石油系ではない植物由来のものやオーガニックを主原料にするだけでなく、リサイクルしたプラスチックや紙を容器や包材に使ったり、動物実験をしないなどの要素も含まれる。
米国ではセフォラ(Sephora)が、2018年6月に「Clean at Sephora」のラベルを付けた製品を発売した。有害成分を含まない製品を望む消費者が増えたことに対応した販売戦略で、サイトの製品情報には含有成分と、どのような有害成分が含まれていないかが掲出されている。セフォラの本家はフランスだが、クリーン・ビューティに関しては米国のセフォラが先行している。フランスのセフォラは自然、植物性といったキーワードを並べるだけで成分には言及せず、もっぱらリサイクル包材使用などをアピールしている。
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