2020年、ブルーベル・ジャパンは、「ライフスタイルの提案」を切り口に新カテゴリーに挑戦していく。ヨーロッパやアメリカでは文化として根付いている「香りを楽しむ生活」を日本でも提案していきたいという思いで、「ライフスタイルフレグランスカテゴリー」の新たな確立を目指す。これまで自身にまとう香りを提案してきた同社であるが、気分や気候に応じて香りを楽しめるリネンスプレーや、香りとその世界観を楽しむキャンドルなどのホームフレグランスを商材として、自分の生活空間や身の回りを彩る香りを提案していく。

新カテゴリーの試みとしては、これまで広く深く展開してきた百貨店でのフレグランス事業とは切り離し、専門業態となる店舗の選定を行い新たな市場の開拓を目指す。香りで自分の周りの空間を彩るといった市場は、海外に比べて日本ではほとんど成熟しておらず、インテリアやバラエティの中に含まれて日用品として扱われてきた。なぜなら、香りがついた安価な製品が日用品として先に根付いており、嗜好品としてお金を払う認識や習慣が薄かったからだ。今回、ブルーベルは、この既存の市場性がないと思われていたところをビジネスチャンスと捉え、香りの新しい楽しみ方を「ライフスタイルフレグランス」として提唱していく。また、世界観と香りを気に入ったらすぐに手に取りやすい価格帯と、日本人が好むわかりやすくシンプルな香りの展開によるセミセルフでの流通も新たな試みだ。

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