ブラジル経済は6年間不況が続いており、いまだ高い失業率に直面しているが、ビューティ&パーソナルケア市場は2018年には前年比5.1%増の伸びを示している。とりわけプレステージ部門は12.1%の5億5000万ドルの売り上げとなっている。だが消費者心理は相変わらず慎重で、ユーロモニターによると、19年の化粧品市場の伸び率は3%程度と予測されている。

化粧品の販売に関しては、価格とディスカウントがキーポイントとなっている。海外の化粧品ブランドは、関税率の引き上げや、1998~99年に発生したブラジル通貨、レアルの大幅下落の影響で価格が非常に高くなって苦戦している。その隙間をついて、手頃な値段で買えるローカル化粧品ブランドの躍進が目立っている。

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