ライオンの2026年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比5.3%増の992億500万円、事業利益13.8%増の60億1500万円、営業利益11.6%増の62億9200万円、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は4.5%増の42億600万円と増収増益となった。

セグメント別では、一般用消費財事業の売上高が3.6%増の573億7200万円、事業利益は8.1%減の40億6300万円と増収減益だった。

そのうち、オーラルヘルスケア分野は、「クリニカアドバンテージ ハミガキ」や同社最高価格帯の「デントヘルス薬用ハミガキ DXプレミアム」などが寄与し、売上高は9.8%増の182億8700万円と好調だった。ハブラシでは「システマ ハブラシ」や「クリニカアドバンテージ ハブラシ」がともに好調だったため、全体の売り上げが前年同期を上回った。デンタルリンスも「NONIOプラスホワイトニング デンタルリンス」が好調だった。これらに加え、歯科ルート向け製品の売り上げが伸長したため、分野全体が堅調に推移した。

ビューティケア分野では、ハンドソープ「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」が前年同期を上回ったが、ボディソープにおいて4月にブランドリステージを控えプロモーションを抑制した「hadakara ボディソープ」が落ち込んだ影響で、売上高は3.1%減の55億2600万円だった。

ファブリックケア分野では、「ソフラン プレミアム消臭」が好調に推移したが、「ソフラン アロマリッチ」が前年同期を下回った。「トップ クリアリキッド抗菌」が好調だったことや、「NANOXone 抗菌×時短」ですすぎ0回という新たな選択習慣の提案を行ったことで、売上高1.9%増の136億8000万円となった。

リビングケア部門は、「ルックプラス バスタブクレンジング」が順調に推移したほか、「ルックプラス トイレクレンジング」を25年に商品ラインアップに加えたことで住居用洗剤の売り上げは前年同期を上回った。一方、4月に改良発売を行った「CHARMY Magica」が落ち込んだことや、25年10月に調理関連品ブランド「リード」を他社に譲渡した影響もあり、分野全体では19.8%減の43億9300万円となった。

薬品分野は、「バファリン プレミアムDXクイック+」や「スマイル40 プレミアム」が低迷したものの、「バファリン プレミアム」が伸び、「ペアアクネクリームW」や「休足時間 足すっきりシート」が前年同期を大幅に上回ったため、売上高は4.9%増の49億7300万円と好調だった。

ペット用品等で構成するその他の分野では、猫用トイレの砂「ニオイをとる砂」やオーラルおやつ「PETKISS」が堅調に推移し、売上高は11.9%増の105億1000万円となった。

産業用品事業では、業務用洗浄剤分野で衣料用洗剤が好調だったものの調理関連品ブランド「リード」譲渡の影響などを受け、売上高6.5%減の132億3300万円、事業利益0.2%減の6億5300万円と苦戦した。

海外事業では、マレーシアの洗剤や韓国でのオーラルケア製品および足用冷却シートが好調に推移したことで、売上高10.7%増の469億8900万円、事業利益60.7%増の28億9500万円となった。

26年12月期通期業績は、売上高は1.9%増の4300億円、事業利益13.8%増の350億円、営業利益10.0%増の400億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は9.4%減の250億円と期初予想を据え置いた。