マンダムと大阪大学は、2026年4月1日に「マンダム先端化粧品科学協働研究所」を設置し、4月12日に開所式を開催した。

協働研究所とは、大阪大学内に設けた独立した研究拠点。大阪大学の研究者と協議しながらより柔軟かつ迅速に研究を推進することができる。大阪大学の複数の部局との多面的な共同研究を行うこと、ポスドクや大学院生を参加させることにより、研究の推進と同時に若手研究者の人材育成を図ることも目的としている。

また、大阪大学との共同研究につながる自主研究や、共同研究成果を活用するための自主研究を行うことも可能で、さらに、企業などから派遣され同学の教員・研究者として雇用された人の発明は、企業などに帰属することとしている。

これまで、大学院薬学研究科に設置していた「先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座」では約10年間にわたり、ヒト汗腺の構造および機能の解明、皮膚免疫反応における機能の解明、新規化粧品成分の探索および評価系の構築といった知見を蓄積してきた。

共同研究講座は企業などから資金や研究者を受け入れて大阪大学内に研究組織を設置し、共同研究を行う制度。各研究科、附置研究所、附属病院など、どの部局にも設置でき、教授相当または准教授相当を含む2人以上の常勤教員から構成される。

共同研究講座の知見を基盤として発展的に移行する同協働研究所では、両者の連携を強化し、大阪大学大学院薬学研究科に加え、新たに同大学院医学系研究科との共同研究を推進する。大阪大学の有する先端医療技術とマンダムの有する化粧品技術をさらに融合させることで、免疫反応や温度感知メカニズムの解明、有効成分スクリーニング手法および安全性評価法の開発など、次世代化粧品の創出につながる研究を一層深化させる。

そして、これらの研究内容を基盤に、より広範なリソースを活用するとともに、若手研究者の育成や多様なバックグラウンドを持つ人材の交流を推進することで、更なる研究深化とその成果のビジネスへの応用を一層加速し、新たに創出された価値を社会へと広く展開することでイノベーションの実現を目指す。

大阪大学大学院薬学研究科とマンダムは2015年6月に共同研究講座を開設し、再生医療などの先端医療技術を化粧品研究へ応用し、生活者にとっての価値ある研究成果を社会実装するべく活動を続けてきた。

これまでの約10年間にわたる共同研究講座での取り組みでは、ヒト汗腺の構造および機能の解明、皮膚免疫反応における機能の解明、新規化粧品成分の探索および評価系の構築など、次世代の化粧品開発につながる科学的知見を多数蓄積してきた。

今後は、これらの研究内容を基盤に、より広範なリソースを活用するとともに、若手研究者の育成や多様なバックグラウンドを持つ人材の交流を推進することで、更なる研究深化とその成果のビジネスへの応用を一層加速し、新たな価値創出につなげることを目的として、4月1日に協働研究所へと発展的に移行した。創出された価値を社会へと広く展開することでイノベーションの実現を目指す。

協働研究所における研究内容は、大阪大学が有する先端医療技術とマンダムの有する化粧品技術をさらに融合させ、共同研究講座で約10年にわたり培ってきた研究内容を基盤に、医学系研究科の知見を加える。これにより以下のテーマについてさらに研究を深化させる。

1.皮膚における免疫反応の分子メカニズムの解明

2.汗腺・皮脂腺などの皮膚における分泌腺の機能及び制御メカニズムの解明

3.次世代化粧品のための有効成分のスクリーニング方法の開発

4.安全性評価方法の開発

5.皮膚が温度を感じるメカニズムの解明

【協働研究所の概要】

〈設置場所〉

大阪大学 MA-T共創センター(杏の杜)3階

〈代表者名〉

所長:齊藤達哉(大学院薬学研究科 教授)

副所長:藤田郁尚(大学院薬学研究科 招へい教授/マンダム プリンシパルスペシャリスト)

〈協働研究所名〉

マンダム先端化粧品科学協働研究所

〈研究目的〉

先端医療技術を用いた、化粧品の機能性成分探索のための評価方法の開発