マンダムは10月12日、国内唯一の福崎工場(兵庫県福崎郡)の新生産棟のメディア向け見学会を行った。新工場は2021年9月16日に竣工。最大の特徴は、1棟で全剤型の商品がつくれる工場になったことだ。「エアゾール品、ヘアカラー品など、多様な剤型に対応しているが、これはマンダムの工場の特徴になっている。無人運搬ロボットの導入、従業員の動線削減、環境にも配慮している」と渡辺浩一常務執行役員(生産統括購買部・生産戦略室担当兼生産戦略室長)は説明する。
またIoTの積極導入で、現場の生産状況がリアルタイムで把握できる。異常発生はもちろん、生産目標に対する進捗に遅れが生じたラインに応援部隊を派遣するなど、安定生産に向けて柔軟かつスピーディに次の一手が打てる。さらに、サンプル品のロボット生産を実験しており、ノウハウを蓄積。年内にインドネシア工場にこの設備を移管し、来年から現地での生産に役立てる考え。このような新しいチャレンジに人員を割り当てることにも、IoTによる生産管理は役立っている。
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