日本化粧品工業会/日本歯磨工業会は、2026年化粧品歯磨業界連合新年会を2026年1月5日に都内で開催。冒頭、日本化粧品工業会の小林一俊会長は以下のようにあいさつした。
皆さま新年あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましても、この2026年の良き新春を迎えられたことと、心よりお喜び申し上げます。また本日はこの業界連合新年会に大変多くの方にご参加いただき、厚く御礼申し上げます。来賓の方を入れますと約1200名の方が今日お集まりだと聞いております。また、平素はご指導ご支援いただいております国会議員の先生の皆さま、監督官庁、関係団体業界の諸先輩初め、ご来賓の皆さまにはご多忙中のところ、ご臨席を賜り、誠に光栄に存じます。
皆さまも大変びっくりされたと思いますが、年明け早々には米国のベネズエラ攻撃というニュースも飛び込んできまして、現在、国内外の情勢というのは非常に刻々と変化し、特に国際社会の先行きは不確実性が増していると言えると思います。このように社会がめまぐるしく変動する中にあって、化粧品産業には、時代の潮流に流されることなく、化粧品の提供する価値の本質とは何かを見極めて、新たな製品やサービスを開発していくことが求められているのではないかと思っております。
そのような中、現在、日本の化粧品産業を巡る経営環境は大きく変わりつつあると思います。出荷額では過去最高であった2019年の80%台まで回復したものの、輸出については2020年以降、減少傾向が続いております。対照的に輸入はここ数年で急増しております。特に韓国、中国を始めとするアジア諸国からの輸入品が日本国内で広く受け入れられるようになってまいりました。そのような結果、現在、日本国内においても、輸入品が輸出品を上回るほど、日本の化粧品産業は大変厳しい環境にさらされているのではないかと思います。
今後ますます厳しくなる国際競争のもとで日本の化粧品産業を再び力強い成長軌道に乗せていくためには、やはり海外市場への展開と、国内市場の活性化をこれまで以上に積極的に進めていかなければならないと思います。そのためには社会のニーズを的確に捉えた魅力的な製品を市場に提供することが必要です。日本独自の化粧文化を支える繊細な美意識と、それを実現する卓越した技術がJAPAN Beautyを生み出す強力な推進力です。
日本の化粧品産業が持つこのような潜在的可能性を成長に繋げることが日本化粧品工業会の役割だと考えております。日本化粧品工業会では、「粧工会ビジョン2030」に基づき、世界で存在感のある化粧品産業の実現、サステナビリティへの貢献、消費者の信頼性向上を目指してオールジャパン体制で取り組みを進めています。
その中でもイノベーションを支える規制環境や化粧品企業の海外展開に対する支援策は、もっか化粧品産業の大きな課題と言えます。これを実現していくために、業界内の合意形成はもちろん、国や社会の広い理解と支援が不可欠です。
日本化粧品工業会では、関係者のご理解、ご協力を得ながら議論を進めているところですが、今後、制度を見直し、新たな課題に挑戦することは我々にとっても困難を伴うことが予想されますが、日本の化粧品産業の未来を明るい、確固としたものとするためにも、取り組みを進めてまいる所存ですので、何とぞ皆さまのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
化粧品産業はこれまでも、化粧品を通じて人々の幸せと持続可能な社会の実現に貢献してきました。そのことを社会の多くの方に知っていただけるような活動を進めていくべきだと考えております。
日本化粧品工業会といたしましても、厚生労働省とともに、今年東京で開催される化粧品規制協力国際会議ICCR20の準備を進めているところです。この機会を捉え、化粧品産業がウェルビーイングの実現において重要な役割を果たし、社会にとって不可欠な存在であるというメッセージを国内外に発信していくことが検討されています。ICCR20を通じて、化粧品産業の社会的使命について理解が高まることを期待しております。
最後になりますが、本日ご参集の皆さまの今年1年の益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げ、また化粧品、歯磨産業にとって、本年が新たな発展の年になることを祈念いたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。




















