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2025年10月1日、資生堂トップヘアメイクアップアーティストの進藤郁子氏が「SABFA(サブファ)」の9代目校長に就いた。SABFAは1986年に資生堂が立ち上げたヘアメイクアップアカデミー。講師は美容業界の第一線で活躍する資生堂ヘアメイクアップアーティストと外部クリエイターが務めており、美に関する優れた技術と感性を持つ人材を輩出。約2500人の卒業生は、国内外の美容のプロばかりだ。新校長の進藤氏は2007年3月にSABFAを卒業し、翌4月に資生堂に入社。メイクアップブランド「MAJOLICA MAJORCA(マジョリカマジョルカ)」のビューティーディレクターとして宣伝広告のヘアメイクや商品開発に携わっているほか、ファッション誌や美容誌、国内外のコレクションのヘアメイク、美容師向けセミナーなどを担当。文字通り、日本を代表するアーティストの一人である。進藤校長は26年4月に開校40周年の節目を迎えるSABFAをどう発展させるのだろうか。
卒業後も向上心を刺激
――開校40周年が迫っていますが、SABFAが長く続く理由は何でしょうか。
進藤 SABFAは「美を探求し続ける力」を育てる場所で、プロがプロを指導することが他の教育機関にはない特徴です。SABFAの門をたたくのは、美容師資格を保有し、豊富な現場経験を持つ人材が多い。毎年の入学者は厳しい試験に合格した60〜70人のみ。すでに美容のプロである人材がより高みを目指して集まるのですから、講師はその期待に応え続けなければいけません。講師は広告、ヘアショー、商品開発などの現場で身に付けた技術と感性だけでなく、成功体験や失敗から得た学びや日々変化するトレンドを伝える。包み隠さず教えることで、講師は自身のスキルをアップデートし続けますから、生徒の期待に応えられる。この好循環を回し続けることで、生徒は「実践で活用できる生きた力」が身に付きます。SABFAの人気は、生徒のニーズを超える高いレベルの指導を提供し続けていることが支えています。
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