歯科界に広がる薬用成分の価値
サンギのハミガキが海外で大人気だ。重点国の中国をはじめ、EU、北米など28の国・地域に、むし歯、歯周病、口臭、美白などをトータルケアする「アパデント」(医薬部外品)、美白高機能と認知されている「アパガード」(医薬部外品)、歯科医院向けの「アパプロ」(医薬部外品)の3品を展開。輸出本数は2024年3月期が約65万本で、25年3月期は10月時点で約72万本に到達。通期では100万本の大台突破を目指している。
輸出が好調なのは、3品に配合しているサンギが開発した独自成分「薬用ハイドロキシアパタイト」が高く評価されているからだ。リン酸カルシウムの一種で歯と骨の主成分の「ハイドロキシアパタイト」と名前は似ているが、全く異なるものだ。一般的にハイドロキシアパタイトは生体親和性が高い成分で、合成法を工夫することでさまざまな特性を持たせることができる。そのため食品や人工骨、ハミガキの基材や研磨剤などに使われている。
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