アルビオンのデジタル戦略の全貌が明らかになった。同社が取り組む「中期経営計画2030」では、高級化粧品市場における圧倒的な存在感を目指しており、流通の挑戦、強み(接客)の最大化、高級品としてのブランディングが戦略の三本柱だ。その要を握るデジタル戦略は、顧客最優先の接客、感動を生む商品、店頭活動に強い化粧品専門店を重視。製販一体で成長するアルビオンの基本姿勢は変わらない。

アルビオンがデジタル戦略の強化に動いた理由は二つある。一つ目は社会環境やライフスタイルの変化に対応することだ。コロナ禍を経てSNSやECが多くの生活者に浸透。化粧品の情報収集も、まずはSNSで調べるのが当たり前の行動パターンになった。そしてECの使用率が高まるに連れて、店頭に行けないがアルビオンは使い続けたい、という顧客の要望が増えている。同社の真価を発揮する店頭体験に導くためにも、デジタル活用は必須の取り組みになっている。

9月12日にニュウマン高輪にオープンしたアルビオンフィロソフィ2号店も、化粧品専門店への追い風を生む仕掛けを施した

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