フレグランスはリアルで売れる

リアル店舗のフレグランス売り場が賑わっている。嗅覚に訴える香りの商材は、匂いを嗅げないECとの親和性が低い。ブランドのストーリーやデザイン、容量や価格などの基本情報をSNSなどで知り納得できても、実際に香りを試して自分好みかを確認したい。特に高額品のフレグランスほど、匂いを嗅げないことで生じる失敗を避けたいのが消費者の本音だ。

仙台駅直結の商業施設「エスパル」の1階と2階に売り場を構える化粧品専門店「粧苑すきや」には、チャネルの枠を越えて同業他社の視察が絶えない。2階の売り場は月商の3割以上がフレグランス。売り場は駅直結の館入り口の目前だから人通りが多く、新客が自由に商品を試している。スタッフも常駐しているから、お客は聞きたい時に声を掛け、質問に答えてもらっている。

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