医療機関と連携し香りの機能性を強化

CODE Meee(コードミー)の事業構造が独自色を帯び始めた。2017年設立の同社は、消費者が望むパーソナルな香りを作るDtoC事業を軸に、アロマ空間デザイン(香りの空間演出)、ノベルティ製作など多様な事業を展開していたが、23年10月に日用品メーカー・エステーの傘下に入ったのを機に事業を再編。BtoB事業に投資を集中している。同社の太田賢司社長は「エステーのスローガン『空気をかえよう』は、コードミーの企業理念と一致している。知名度の高いエステーグループの一員になって、お客さまに信頼されやすくなり、特に営業戦略で効果を発揮しています」と強調。それを受けてエステーウェルネス事業開発部の井戸可奈子部長は「コードミーが持つ創香技術は大きな価値があります。エステーが得意とする消臭・芳香で培った知名度や安心感とコードミーの技術を掛け合わせ、グループ全体でBtoB事業を拡大していく」と意気込んでいる。

コードミーのアロマ空間デザインは、企業の目的に合わせて、最適な香りをオーダーメイドで創香し、唯一無二のアロマ空間を演出する。競合との差別性は、香りのプロの感性とスマートデータに基づく、香りの制作プロセスが生む。香りの専門家のスキル・知見に加え、コードミーがDtoC事業によってオンタイムで蓄積、解析を進める香りの嗜好性データ、脳波と感性把握技術にもとづく科学的な相関性データが創香プロセスに生かされている。100%天然生まれの香りから幻想的なフレグランスまで、多種多様な香りに対応している。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン