マンダムの2026年3月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比10.2%増の212億3100万円、営業利益が45.9%増の10億1600万円、経常利益が28.7%増の13億700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は23.9%増の8億2600万円と、増収大幅増益だった。

同社は中期経営計画に基づく「成長基盤構築期」として、アジアを中心とした海外展開を加速。とりわけインドネシアでの売り上げが好調に推移し、グループ全体をけん引した。営業利益の伸長もインドネシアにおける売上増および原価率の改善が主因となっている。

セグメント別では、日本は売上高が6.0%増の114億9600万円、営業利益は31.6%減の2億2000円と増収減益。売り上げは、男性事業の主力ブランド「ギャツビー」がけん引した。利益は経費増によりに減益となった。

インドネシアは、売上高は52.3%増の41億7600万円、営業利益は前年同期の3億1900万円の損失から3億2200万円の黒字へと転じた。「PIXY」および「ギャツビー」の好調が売り上げを底上げした。

海外その他は、売上高は2.1%減の55億5900万円、営業利益は24.9%減の5億6300万円となった。女性事業の「SILKYGIRL」の売上減が響いた。

26年3月期通期業績予想は、売上高は前期比10.7%増の843億2000万円、営業利益は240.4%増の35億円、経常利益は91.7%増の41億8000万円、純利益は51.1%増の28億1000万円と前回予想を据え置いた。