アリミノは2025年9月4日、新発想のヘアケアブランド「エクラリティ」を発売する。同ブランドは、髪のダメージ補修ではなく、髪を傷つきにくく保つ「未傷(みしょう)」という新しい概念を掲げ、髪本来の美しさを引き出すことを目指している。

発売に先立ち、6月24日には発表会を開催。来年創業80周年を迎える同社の歴史を振り返るとともに、新ブランドに搭載された技術や製品の魅力を広く発信した。

エクラリティ開発の背景には、ブリーチやカラー施術の増加に伴う髪質の変化やツヤの喪失といった生活者の悩みがある。アリミノは毛髪研究の過程で、髪表面の脂質成分「18-MEA」がダメージの主要因であることを特定。これを補う独自技術「ダイヤボンドMEA」を開発し、外部からの保護膜形成によって髪を健やかに保つ。

ボンドケアの新ブランド誕生だ

製品はサロンケアとホームケアの2ラインを展開。サロンケアは全8品で、カラープロセスの前後に使用し、外部ケアによるシールド強化と内部補修を組み合わせることで、まとまりのあるツヤ髪からサラサラ質感まで多様な仕上がりを実現する。

ホームケアは、シャンプー・トリートメント・アウトバスをそろえ、仕上がりや悩みに応じて選択可能。使用するほどにツヤが増し、カラーやブリーチの色持ちをサポートする。インバスアイテムでは「CXグロウ」「HXモイスチャー」「フォーブリーチ」の3タイプからそれぞれシャンプーとトリートメントを発売。CXグロウは軟毛や絡まりやすい髪に均一なサラサラ感を与え、HXモイスチャーはゴワつく髪に潤いとまとまりを、フォーブリーチは特に傷んだ髪をしっとり艶やかに整える。一方、アウトバスには、色落ちや紫外線などの悩みから一本6役のマルチ機能で髪を守るミスト「ダイヤボンドフォース」、均一なツヤもつさらさら質感へ導くオイル「ダイヤボンドセラム」、うるおいを保持するミルク「ダイヤボンドエマルジョン」をラインアップした。

月刊『国際商業』2025年09月号掲載