不安定な経済環境が続き、2023年から実質GDP成長率マイナスと苦戦するドイツ経済。そんな中でも、グローバルな独消費財メーカー「ヘンケル」と「バイヤスドルフ」は24年、業績が好調だった。
「シュワルツコフ」などのヘアケアブランドを擁するヘンケルでは、グローバルな総売上高は約215億ユーロ(約3兆5000億円)と前年とほぼ横ばいかのようだ。しかし、調整済営業利益(金利や特別損益の影響を除いたもの)は前年比20.9%と大幅に増加し、30億ユーロ(約5000億円)を超えた。23年、同社はビューティーケア部門とランドリー&ホームケア部門をコンシューマーブランド部門として統合したが、この部門の調整済営業利益率は13.6%と高い。22年から同社が進めてきた組織改革の成果が表れているようだ。
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